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平成14年から23年間活動してまいりました 『子どものための演劇教室 やる気ッズ スピナッチ』は、2026年2月1日のファイナル公演をもちまして、解散することとなりました。

以下に、スピナッチ事務局代表の挨拶を掲載します。

平成14年、小学校が週休2日制になったことを受けて、「土曜日に公民館を有効活用し、子どもの情操教育に役立ててもらいたい」という当時の南平公民館の館長さんの思いから、南平公民館が「演劇を学びたい近隣の小学生」と「ボランティアで演劇を教えてくださる地域の方」を募集、定員いっぱいの50名の子どもたちと、高校教諭・小学校教諭の5名の指導者により、スピナッチはスタートしました。

その翌年には南平公民館の手を離れ、保護者会主導での会に変わりましたが、スピナッチ結成から23年間にわたり、たくさんの子どもたちに演劇の楽しさをお伝えすることができたと思っています。これもひとえに、温かく見守ってくださった南平公民館の職員の皆さま、南平文化会館の舞台スタッフの皆さま、ご協力いただいた保護者の皆さま、そして、スピナッチを応援してくださった地域の皆さまのおかげです。改めて深く御礼申し上げます。

現在でも演劇クラブ・演劇部がある小中学校は少ないと思います。ホームページを開設してからは、遠くにお住まいの方からも見学・体験希望の連絡があり、「演劇をやってみたいけれど、気軽に学ぶことができる機会と場所がなくて…」という声が多く聞かれました。

そこに、スピナッチが存続する意味と必要性があると感じていました。

ですが、スピナッチ発足当時から熱心にご指導くださっていた先生方も、スピナッチが生きてきた23年分、一緒に歳を重ねました。また、ずっとお世話になってきた南平公民館・文化会館も同じように年数を重ね、数年後には大規模改修工事に入ります。

新しい先生をお迎えして、練習できる別の場所を探して、そうやってスピナッチを続けたほうがいいのではないかと悩んだこともありましたが、新しい先生方・新しい場所で始める演劇教室、それはもうスピナッチではないと私は思いました。

スピナッチは、過去の保護者会役員の方から大切に受け継いだものだと私は思っています。これまでスピナッチをなんとか続けていこうとご尽力いただいた過去の保護者会役員の皆さま、ここでスピナッチの幕を閉じることを、どうかお許しください。

「スピナッチ」は、ほうれん草の若芽のことだそうです。スピナッチで学んだ『自分を表現することの大切さ』や『みんなで協力して一つのものを作り上げることの楽しさ』という小さな芽が、皆さんの中でいつか大きく育ち、皆さんを力強く輝かせてくれることを願っています。

関わってくださったすべての方へ感謝を込めて。

ありがとうございました。

2025.10.5
子どものための演劇教室
やる気ッズ スピナッチ
事務局代表 鵜飼 紀子

23年間ご指導してくださった先生方へ向け、メッセージを募集いたします。

スピナッチで活動していたころの思い出、先生方へのお礼、今どうしているかなど、お伝えしたいことなんでもかまいません。

たくさんのメッセージ、お待ちしております。

ファイナル公演のお知らせ

日時:2026年 2 月 1 日 (日)
   開演:14:00
   (会場:13:30)

場所:南平文化会館 大ホール

入場無料です。お時間のある方、ぜひお越しください。
※駐車場には限りがあります。可能な限り、公共交通機関をご利用ください。